概要
ITPでは免疫系が血小板に対する抗体を作り、抗体が付着した血小板が主に脾臓で破壊される。小児ではウイルス感染後にみられることがあり、成人では慢性化する場合がある。[1]
症状と検査
点状出血、あざができやすい、鼻や口からの出血、月経量の増加などがみられる。診断では血小板数を含む血算と血液塗抹検査が行われ、必要に応じて追加検査が用いられる。[1]
治療
小児では無治療で改善することもある。成人では副腎皮質ステロイド、免疫グロブリン、免疫抑制薬、血小板産生を促す薬、脾摘などが検討される。[1]
年齢による経過の違い
ITPは小児と成人で経過が異なりやすい。小児ではウイルス感染後に発症して自然軽快する例が多い一方、成人では長期に続く慢性型が多く、妊娠、薬剤、ほかの免疫疾患などを背景に生じることもある。[1]