深部静脈血栓症(DVT)は、脚や骨盤、腕など体の深い静脈に血栓が形成される状態である。脚の下腿や大腿に多く、血栓が肺へ移動すると肺塞栓症を起こす。[1][2]
症状
多くは片側の脚や腕に腫れ、痛み・圧痛、皮膚の赤み、熱感などを生じる。[1][2]
リスク
長時間の安静や移動、手術、骨折、妊娠・出産、肥満、がん、エストロゲン製剤、喫煙、血栓を起こしやすい遺伝・自己免疫状態などでリスクが高まる。[2]
診断
Dダイマー検査やドプラ超音波などで血栓を評価し、必要に応じてCT・MRIや血栓傾向を調べる血液検査を行う。[2]
治療
抗凝固薬で新しい血栓形成と既存血栓の増大を防ぐ。重症または特殊な例では血栓除去、血栓溶解薬、下大静脈フィルターなどが検討される。[1][2]
肺塞栓症への進展
DVTの血栓の一部がはがれて肺動脈へ移動すると肺塞栓症となる。突然の息切れ、胸痛、血痰、失神などを伴う場合は生命に関わる可能性があるため、DVTの脚症状とは別に緊急評価が必要となる。[1][2]
関連項目
慢性静脈不全、
肺塞栓症(PE)、
心筋梗塞(心臓発作)
エビデンス・科学的評価
DVT治療の中心は抗凝固療法で、少なくとも数か月継続することが多い。治療期間は再発リスクと出血リスクに応じて決まる。[2]
安全性・注意点
DVTの血栓が肺へ移動すると致死的な肺塞栓症を起こすことがある。DVTがある人に胸痛、喀血、呼吸困難、失神が現れた場合は救急対応が必要となる。抗凝固薬では出血リスクにも注意する。[2]
カテゴリ:循環器 / 症状・疾患
タグ:肺塞栓 / 血栓 / 静脈
知識マップ
関連する項目をタップして、医学知識のつながりをたどれます。
いま見ている項目
深部静脈血栓症(DVT)
深部静脈血栓症(DVT)は、脚や骨盤、腕など体の深い静脈に血栓が形成される状態である。脚の下腿や大腿に多く、血栓が肺へ移動すると肺塞栓症を起こす。
循環器・症状・疾患
この記事を読む →
周囲の項目を押すと、その項目を中心にマップが切り替わります。