概要
クロスオーバー試験では同じ参加者が複数の治療を順番に受けるため、前の治療効果が消えないまま次の期間に入ると比較が歪む可能性がある。[1]
ウォッシュアウト期間
持ち越し効果を減らすため、治療と治療の間にウォッシュアウト期間を設けることがある。必要な期間は薬や介入の作用がどのくらい続くかによって決まる。[1]
研究デザイン上の注意
病状が時間とともに大きく変化する場合や、治療効果が長く残る場合は、クロスオーバー試験自体が適さないことがある。[1]
順序効果との区別
クロスオーバー試験では持ち越し効果だけでなく、治療を受ける順番そのものが結果へ影響する「順序効果」も問題となる。途中で脱落すると両方の介入を受けられず比較が崩れるため、解析と試験設計ではこれらをあらかじめ考慮する。[1]