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有病割合(有病率)

2026年8月13日 14:21 / 雨崎ハーリィ に保存された版

有病割合(有病率、prevalence)は、ある時点または一定期間に、対象集団のうち特定の病気や状態を持っている人の割合である。集団における病気の負担の大きさを表す指標となる。[1]

定義

ある一時点で状態を持つ人の割合を時点有病割合、一定期間のどこかで状態を持っていた人を含めるものを期間有病割合という。[1]

計算

基本的には「病気を持つ人の総数÷その病気のリスクがある対象集団」で計算する。分子には新しい症例だけでなく、以前から病気を持つ症例も含まれる。[1]

発生率との違い

発生率が一定期間に新たに生じた症例を扱うのに対し、有病割合はその時点または期間に存在する新旧すべての症例を扱う。新規発症が増えると有病割合は増え、治癒や死亡によって対象から外れると低下する。[1]

利用

有病割合は、特定集団に病気がどの程度存在するかを示し、医療資源や疾病負担を考える際に用いられる。診断検査では、対象集団の有病割合が検査前確率の一つの目安となる場合がある。[1]

関連項目

発生率(罹患率)エビデンスに基づく医療(EBM)プラセボ効果を参照。

エビデンス・科学的評価

有病割合は「全症例数÷リスクのある集団」で表され、疾病期間や新規発症、治癒、死亡などの影響を受ける。[1]

安全性・注意点

分母にはその病気になる可能性がある集団を適切に選ぶ必要がある。発生率と混同すると、病気になるリスクと現在の疾病負担を取り違えることになる。また、有病割合は陽性的中率と陰性的中率にも影響する。[1]