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多発性筋炎

2026年8月20日 15:49 / 雨崎ハーリィ に保存された版

多発性筋炎は、主に体幹に近い筋肉に左右対称の筋力低下を起こす慢性の自己免疫性炎症性筋疾患である。[1]

概要

多発性筋炎は、免疫反応によって骨格筋の筋線維が傷害される炎症性筋疾患である。肩や上腕、骨盤周囲、大腿などの近位筋に左右対称の筋力低下が徐々に進むことが特徴である。[1]

症状と合併症

椅子から立ち上がる、階段を上る、腕を上げるなどの動作が難しくなる。嚥下障害や間質性肺疾患、心筋障害など筋肉以外の問題を伴う場合もある。[1]

診断

評価では血清クレアチンキナーゼなど筋逸脱酵素、自己抗体、筋電図、MRIなどを組み合わせる。確定診断のため、異常部位を選んで筋生検を行い、筋線維周囲の炎症や壊死などを確認することがある。[1]

治療

治療の中心はコルチコステロイドで、反応不十分または副作用が問題となる場合にはメトトレキサート、アザチオプリンなどの免疫調節薬を用いる。難治例では免疫グロブリン静注療法などが検討される。筋萎縮を防ぐため理学療法や監視下の筋力訓練も行われる。[1]

鑑別と全身評価

近位筋力低下は、皮膚筋炎、封入体筋炎、甲状腺機能異常などの内分泌疾患、電解質異常、薬剤性筋障害などでもみられるため、病歴、検査、画像、筋生検を組み合わせて鑑別する。嚥下障害、間質性肺疾患、心臓病変などの有無も病状評価に重要である。[1]

エビデンス・科学的評価

多発性筋炎では筋力低下の分布、CK、筋電図、画像、筋生検などを組み合わせて診断し、コルチコステロイドを中心に免疫療法とリハビリテーションを行う。[1]

安全性・注意点

嚥下障害、間質性肺疾患、心臓病変など重い合併症を伴うことがあるため、筋症状以外の臓器評価も必要となる。[1]