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パニック症

2026年8月18日 22:01 / 雨崎ハーリィ に保存された版

パニック症は、突然の強い恐怖や不快感を伴うパニック発作を繰り返し、次の発作への強い不安や回避行動が続く病気である。[1]

定義

パニック症は、予期しないパニック発作を繰り返し、その後も発作の再発や意味について強く心配したり、発作を避けるために行動を変えたりする状態である。単発または時折のパニック発作そのものは精神疾患とは限らない。[1]

症状

パニック発作では、強い不安や恐怖、制御を失う感覚、死や差し迫った危険への恐怖などが突然生じる。身体症状として、動悸、発汗、悪寒、震え、息苦しさ、脱力・めまい、手のしびれ、胸痛、腹痛、吐き気などがみられることがある。[1]

発作は数分から1時間程度、場合によってはそれ以上続くことがある。[1]

パニック症では次の発作への強い不安が続き、過去に発作が起きた場所や状況を避けるようになることがある。発作は1日に数回から年に数回まで頻度に幅があり、睡眠中に起こることもある。[1]

原因と関連要因

原因は完全には解明されていない。家族内でみられる場合があり、脳の複数領域や恐怖・不安に関わる生物学的過程、ストレス、環境要因などが研究されている。[1]

診断

診断には、予期しないパニック発作を繰り返すことに加え、少なくとも1か月間、再発への心配、発作の意味への恐怖、または将来の発作を避けるための行動変化が続くことが含まれる。身体疾患など別の原因を除外するため、病歴確認や身体診察が行われることがある。[1]

治療

治療には心理療法、薬物療法、またはその併用が用いられる。認知行動療法(CBT)は研究による支持があり、パニック症に広く用いられる心理療法である。[1]

CBTでは、発作前後の感覚に対する考え方や反応を変える方法を学ぶ。曝露療法や、発作に関連する身体感覚への曝露を行う内受容感覚曝露が用いられる場合もある。[1]

薬物療法では、SSRIやSNRIなどの抗うつ薬、β遮断薬、ベンゾジアゼピン系抗不安薬などが用いられる場合がある。ベンゾジアゼピンは発作症状を速やかに軽減し得る一方、耐性や依存が生じる可能性があるため、短期間の使用に限定されることがある。[1]

関連項目

心的外傷後ストレス障害(PTSD)、うつ病、産後うつ病を参照。

エビデンス・科学的評価

パニック症の治療には心理療法と薬物療法が用いられ、認知行動療法は研究によって支持される代表的な心理療法である。薬物ではSSRI、SNRI、β遮断薬、ベンゾジアゼピンなどが用いられる場合がある。[1]

安全性・注意点

パニック発作の身体症状は時間とともに軽快することが多いが、似た症状を起こす身体疾患もあるため診断では他の原因の除外が重要である。ベンゾジアゼピンには耐性や依存のリスクがある。[1]