概要
乳酸脱水素酵素(LDH)は細胞のエネルギー産生に関わる酵素で、ほぼ全身の組織に存在する。特に筋肉、肝臓、腎臓、赤血球などに多く、組織が病気や外傷で傷つくとLDHが血液や体液へ放出される。[1]
主な利用
LDH検査は、貧血、肝疾患、肺・腎・心臓・膵臓の病気、脳や脊髄の病気、重い感染症などで組織障害を評価するために使われる。また、一部のがんの重症度評価や治療効果の確認に用いられる場合もある。[1]
検体
通常は血液を測定するが、必要に応じて髄液、胸水、腹水などのLDHを測定することもある。血液検査では一般に特別な準備は必要ない。[1]
結果の見方
高LDHは組織障害を示唆するが、激しい運動、一部の薬、採血時の溶血でも上昇することがある。必要に応じて5種類のLDHアイソザイムを測定し、障害組織の推定に役立てる。[1]