新生児
新生児では比較的よくみられ、胎児期に精巣が陰嚢へ下降するときの通り道が閉じず、腹腔から液体が流れ込むことで生じることがある。多くは出生後数か月で自然に軽快する。[1]
その他の原因
成人などでは精巣周囲の液体の産生と排出のバランス、精巣や精巣上体の腫れ・損傷などが関係することがある。鼠径ヘルニアを伴う場合もある。[1]
診断
診察では陰嚢の腫れや圧痛の有無を確認し、光を当てて液体が透けるかを見る透光検査が行われることがある。必要に応じて超音波やCTで他の原因を含めて評価する。[1]
治療と経過
新生児の単純な陰嚢水腫は自然に消失することが多い。一方、数か月たっても消えない場合や、鼠径ヘルニアを伴う場合、感染や不快感がある場合などには手術が検討される。[1]
痛みを伴う腫れ
陰嚢や精巣の痛みを伴う腫大では、陰嚢水腫以外の緊急性のある原因を除外する必要があるため、速やかな医療評価が必要である。[1]