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手根管症候群

2026年8月13日 14:26 / 雨崎ハーリィ に保存された版

手根管症候群は、手首の狭い手根管内で正中神経が圧迫され、親指から中指を中心としたしびれ、痛み、筋力低下などを起こす末梢神経障害である。[1][2]

概要

正中神経は前腕から手根管を通って手へ入り、親指と人差し指、中指などの感覚や親指の運動に関わる。手根管内の腱の腫れなどで圧力が高まると神経機能が障害される。[1]

原因と関連要因

手首の外傷、糖尿病、関節リウマチ、妊娠や更年期などの体液変化、甲状腺機能低下症、反復する手作業などが関連する。長時間のタイピング自体が手根管症候群の原因であることは証明されていない。[1][2]

診断

病歴と診察に加え、必要に応じて神経伝導検査、筋電図、超音波、X線などを用いる。症状の分布や親指の筋力なども評価する。[1][2]

治療

早期では夜間の手首装具、休息、痛みを抑える薬、ステロイド注射などが用いられる。症状が重い、または保存療法で改善しない場合には、手根管を広げて神経圧迫を減らす手術が検討される。[1][2]

関連項目

しびれ・ピリピリ感末梢神経障害耳鳴りを参照。

エビデンス・科学的評価

早期診断と神経圧迫の軽減は、持続的な神経障害を防ぐうえで重要となる。装具や注射などの保存療法で不十分な重症例では手術が選択肢となる。[1][2]

安全性・注意点

未治療で神経圧迫が続くと、指の感覚低下や親指の筋肉の萎縮、恒久的な筋力低下につながることがある。しびれが進行する、物を頻繁に落とす、筋肉が痩せてくる場合は評価が必要となる。[1][2]