← 編集履歴へ戻る

ウコン(ターメリック)

2026年8月12日 23:54 / 雨崎ハーリィ に保存された版

ウコン(ターメリック)はショウガ科の植物で、地下茎が香辛料などに使われる。主要成分の一つであるクルクミンについて、変形性関節症や脂肪肝などへの作用が研究されている。[1]

概要

ウコンはショウガ科の植物で、東南アジアやインドで商業栽培されている。地下茎は料理や化粧用途などに利用され、主要成分の一つであるクルクミンが黄色の色調を与える。ウコンの健康作用は、クルクミンを含むクルクミノイド類に関連づけて研究されている。[1]

利用

歴史的には、中国、インドのアーユルヴェーダ、イスラム、タイなどの伝統医学で、消化不良、かぜ、皮膚感染症、関節炎、腹痛、肝疾患などに用いられてきた。現在は変形性関節症、うつ、アレルギー、かゆみ、高コレステロールなどを目的とする経口サプリメントとして販売され、局所製剤も利用されている。[1]

研究・科学的根拠

ウコンまたはクルクミンについては、非アルコール性脂肪性肝疾患、変形性関節症、脂質異常などを対象とする研究が多数行われているが、健康上の利益を確定するには十分な根拠がない。製品ごとにクルクミン含有量や併用成分が異なることも、研究結果の比較を難しくしている。[1]

変形性膝関節症については、経口ウコンまたはクルクミンが疼痛、こわばり、関節機能などを改善する可能性を示す初期的な結果があるが、確定にはより質の高い研究が必要である。非アルコール性脂肪性肝疾患やがん治療に伴う口腔粘膜炎でも改善を示唆する初期研究があるが、結果は限定的である。[1]

安全性・注意点

吸収性を高める加工をしていない一般的な経口ウコンまたはクルクミンは、推奨量で2〜3か月程度の使用では比較的安全と考えられている。副作用として、悪心、嘔吐、胃酸逆流、胃部不快感、下痢、便秘などが報告され、局所使用ではじんましんやかゆみが生じることがある。[1]

生体利用率を高めたクルクミン製品では肝障害が報告されている。妊娠中のウコンサプリメント使用は安全でない可能性があり、授乳中に食品を超える量を使用した場合の安全性については情報が乏しい。[1]