概要
身体症状症では、身体症状が医学的な病気で完全に説明できるかどうかだけで診断が決まるわけではない。症状に対する過度な考え、不安、時間や労力の投入などが持続し、生活に大きな支障を与えていることが重要となる。[1]
診断
資料に示されたDSM-5の基準では、強い苦痛や日常生活の障害をもたらす身体症状があり、それに関連した過度で持続的な思考・感情・行動がみられ、症状の状態が6か月を超えて持続することが診断の要素となる。[1]
評価
身体疾患を見逃さないための評価は必要である一方、既に十分な検査が行われている場合に無制限に検査を繰り返すと、偽陽性や不要な処置につながる可能性がある。病歴や症状に応じて必要な検査を選ぶ。[1]
治療
治療の目標は、症状を完全になくすことだけではなく、身体症状や健康不安への対処を改善し、生活機能を保つことである。定期的な診療、心理療法などが用いられ、併存する不安や抑うつなどに対して抗うつ薬が検討されることもある。[1]