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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

2026年8月13日 14:25 / 雨崎ハーリィ に保存された版

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵異常、アンドロゲン過剰、卵巣の特徴的な所見などを伴うホルモン関連の症候群である。月経異常、不妊、多毛、にきび、代謝異常など多様な症状を生じ得る。[1][2]

概要

PCOSでは、排卵がないまたは不規則、アンドロゲンが高いまたはその徴候がある、卵巣に発育が止まった卵胞の集まりなどがみられる。すべての人に同じ組み合わせが現れるわけではない。[1]

症状

月経が不規則または来ない、多毛、にきび、皮膚の色調変化、インスリン抵抗性などがみられることがある。排卵障害による不妊の代表的な原因でもある。[1]

診断

成人の診断法には複数の基準があるが、多くは①排卵の欠如または不規則、②他の原因では説明できないアンドロゲン高値またはその徴候、③超音波で確認される特徴的な卵巣所見、のうち一定の組み合わせを求める。ほかの原因を除外することも重要となる。[2]

治療

治療は症状、全身状態、妊娠希望によって異なる。生活習慣の変更、月経や代謝異常に対する薬物療法、排卵を促す治療、多毛やにきびへの治療などが選択される。[3]

関連項目

下垂体腫瘍子宮内膜症インスリン抵抗性を参照。

エビデンス・科学的評価

PCOSは症状の幅が広いため、単一の治療法ではなく、月経異常、妊娠希望、代謝状態、多毛・にきびなど本人の主要な問題に合わせて治療を選ぶ。[3]

安全性・注意点

PCOS治療の一部は妊娠を防いだり、妊娠中の胎児へ影響したりする可能性がある。治療選択では妊娠希望をあらかじめ共有し、各治療の副作用と妊娠への影響を確認する必要がある。[3]