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患者報告アウトカム(PRO)

2026年8月13日 00:23 / 雨崎ハーリィ に保存された版

痛みや生活のしやすさなど、患者本人が直接報告する健康状態や治療結果。検査値だけでは分からない体験を評価するために使われる。

定義

患者報告アウトカム(Patient-Reported Outcome: PRO)は、患者本人が自分の健康状態について直接報告する評価である。医療従事者や他者が内容を解釈して置き換えないことが特徴である。[2]

臨床アウトカム評価との関係

PROは臨床アウトカム評価(COA)の一種である。COAには、患者報告のほか、医療従事者による評価、家族など観察者による評価、一定の課題を行った成績を測る評価などがある。[2]

PRO尺度

PROを測定するための質問票などの道具はPRO尺度と呼ばれる。FDAは、医薬品などの臨床試験で治療の利益やリスクを測定し、製品表示の根拠とする場合のPRO尺度の評価方法についてガイダンスを示している。[1]

患者視点の意義

患者本人にしか直接分からない痛み、症状、機能、生活への影響などを評価に取り入れることで、患者にとって重要な結果を臨床研究や規制上の意思決定に反映できる。[2]

エビデンス・科学的評価

PROは臨床試験や医療評価で患者の体験を定量化する正式なアウトカムとして用いられる。検査値や医師評価と異なる情報を提供し、複数のアウトカムを組み合わせた評価に役立つ。

安全性・注意点

質問票の点数だけで診断を確定しない。尺度ごとに対象、質問、採点方法、意味が異なるため、目的に合ったものを使用する。