概要
IBSでは、腹痛と便通の変化が繰り返し起こる。便通の変化は下痢、便秘、または両方として現れ、症状は排便と関連することが多い。IBSは、脳と腸の働きの関係に問題が生じる腸脳相関障害の一つとされる。[1][2]
診断
診断では、症状のパターン、本人と家族の病歴、身体診察などが確認される。必要に応じて、他の病気を除外するための検査が行われることがある。[1]
治療
治療には、食事や生活習慣の変更、医薬品、プロバイオティクス、心理療法などが用いられる。食事では、食物繊維を増やす、グルテンを避ける、低FODMAP食を試すなどが選択肢となるが、合う方法は人によって異なる。[1]
補完的アプローチ
腸溶性ペパーミントオイルは、短期的にIBS症状を軽減する可能性がある。プロバイオティクスは一部で改善が示されているが、菌株や組み合わせが多様で結論は確定していない。腸管指向性催眠療法にも症状や生活の質を改善する可能性がある。[2][3]
一方、鍼は偽鍼と比較すると明確な優位性が示されておらず、マインドフルネス、ヨガ、リラクゼーション法などの研究も限られている。[2][3]