← 編集履歴へ戻る

HOMA-IR

2026年8月20日 02:36 / 雨崎ハーリィ に保存された版

HOMA-IRは、空腹時血糖値と空腹時インスリン値からインスリン抵抗性を推定する簡便な代替指標である。[1]

指標の考え方

HOMAは、肝臓と膵臓のベータ細胞の間にある血糖とインスリンのフィードバックをモデル化したものである。HOMA-IRは、空腹時インスリンと空腹時血糖の積を定数で割って求める近似指標である。[1]

利用と限界

採血1回で算出できるため、疫学研究や臨床研究で広く用いられる。一方、空腹時指標は主に肝臓のインスリン抵抗性を反映し、動的なインスリン分泌や作用を直接測るものではない。[1]

計算式の考え方

HOMA-IRは空腹時インスリンと空腹時血糖を用いて、糖代謝が定常状態に近い条件からインスリン抵抗性を推定する。簡便であるため大規模研究などで利用しやすい。[1]

直接測定ではない

HOMA-IRはモデルに基づく代替指標で、主として空腹時の肝臓のインスリン抵抗性を反映する。高インスリン正常血糖クランプなどの動的検査と同じ情報を直接測定するものではない。[1]

エビデンス・科学的評価

直接測定の基準法は高インスリン正常血糖クランプ法であり、HOMAの対数変換値は簡便な代替指標の中で広く検証されている。[1]

安全性・注意点

インスリン測定法が標準化されていないため、HOMA-IRに普遍的な判定閾値を設定することはできず、目的と集団に応じた解釈が必要である。[1]