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ハーブ・薬物相互作用

2026年8月12日 23:32 / 雨崎ハーリィ に保存された版

ハーブや植物由来サプリメントが医薬品の作用、血中濃度、副作用などに影響すること。

概要

ハーブやハーブ系サプリメントは、処方薬や市販薬と相互作用する場合がある。相互作用によって医薬品の作用が低下することもあれば、望ましくない作用を含めて効果が増強されることもある。一方、多くの組み合わせについて相互作用の情報は十分ではない。[1]

主な機序

ハーブは薬物代謝酵素や輸送体などに影響し、医薬品の体内濃度を変化させることがある。代表例のセントジョーンズワートは、シトクロムP450酵素や腸管P糖タンパク質を誘導し、複数の医薬品の血中濃度や作用を低下させる可能性がある。[1][2]

薬物動態以外の相互作用も存在する。セントジョーンズワートと一部の抗うつ薬などを併用すると、セロトニン関連の作用が増強され、重篤な副作用につながる可能性がある。[1][2]

相互作用が知られる例

セントジョーンズワートでは、シクロスポリン、インジナビル、経口避妊薬、ワルファリン、ジゴキシン、ベンゾジアゼピンなどとの臨床的に重要な相互作用が報告されている。[2]

緑茶濃縮物はアトルバスタチンやナドロールの血中濃度を低下させる可能性があり、ゴールデンシールは薬物代謝に関わるCYP2D6やCYP3A4を阻害し、メトホルミンの濃度にも影響する可能性が報告されている。朝鮮ニンジンについては、降圧薬、スタチン、一部の抗うつ薬などとの相互作用に不確実性が残る。[1][2]

治療域の狭い薬

ジゴキシン、シクロスポリン、ワルファリンなど治療域の狭い医薬品では、体内濃度の小さな変化でも臨床上大きな問題につながり得るため、ハーブ製品との併用には特に注意が必要とされる。[1]

安全性・注意点

ハーブ・薬物相互作用の情報は製品や薬ごとに異なり、不明な組み合わせも多い。安全な薬物療法のためには、使用している処方薬、市販薬、ハーブ、サプリメントの種類・量・使用頻度を医療従事者が把握できるようにすることが重要である。[1][2]

エビデンス・科学的評価

相互作用は製品・成分・用量・服用している薬によって異なる。相互作用が十分研究されていないハーブも多い。