定義
ヘルスリテラシーは、健康情報や医療サービスを見つけ、理解し、健康に関する判断や行動に役立てる能力である。米国のHealthy People 2030では、「個人のヘルスリテラシー」と「組織のヘルスリテラシー」が区別されている。[1]
個人と組織のヘルスリテラシー
個人のヘルスリテラシーは、本人や他者のために健康情報やサービスを探し、理解し、利用する力を指す。一方、組織のヘルスリテラシーは、人々が同じことを行えるよう、組織側が公平に支援する能力を指す。[1]
この考え方では、健康情報を理解できるかどうかを個人だけの問題とはみなさない。情報が難しすぎたり、医療サービスの利用手順が複雑だったりする場合は、情報や仕組みを提供する側にも改善の責任がある。[1][2]
重要性
健康に関する情報は、病気のときだけでなく、予防、生活習慣、セルフケア、治療の選択など日常のさまざまな場面で必要になる。医学用語に不慣れな場合や、統計的なリスクと利益を比較する場合、深刻な病気で不安が強い場合などには、読み書きが得意な人でも理解が難しくなることがある。[2]
改善の考え方
健康情報を伝える際には、平易な言葉を使い、対象となる人が使いやすい言語や情報手段を選び、文化的・言語的な背景にも配慮することが重要とされる。情報やサービスを「見つけやすく、理解しやすく、使いやすく」することが、組織側の重要な役割である。[1][2]