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イチョウ葉

2026年8月18日 22:25 / 雨崎ハーリィ に保存された版

イチョウ葉は、Ginkgo bilobaの葉を主にエキスとして利用するハーブ製品である。認知機能や認知症など多くの目的で研究されてきたが、現時点で健康状態に対する有効性を確実に示す根拠は得られていない。[1]

利用形態

現在のイチョウ製品では葉の抽出物が最も一般的に利用され、栄養補助食品として販売されることが多い。認知機能、認知症、心血管疾患、耳鳴りなど多様な目的で研究されてきた。[1]

認知症と認知機能

高齢者を対象とした大規模なGinkgo Evaluation of Memory(GEM)試験では、1日240 mgのイチョウ葉エキスを使用しても、認知症やアルツハイマー病の発症率を低下させなかった。GEM試験には75歳以上の3,000人超が参加し、中央値6年間追跡された。[1][2]

認知症症状に対しては比較的高用量のイチョウ葉エキスに小さな利益を示す研究もあるが、結果は一貫していない。健康な人の認知能力を高めるかどうかについても不確実である。[1]

その他の用途

不安、月経前症候群、統合失調症、めまいなどでは利益を示唆する少量の研究があるものの、全体として結論は確定していない。心疾患予防、高血圧、耳鳴り、多発性硬化症について有用性は示されていない。[1]

エビデンス・科学的評価

イチョウ葉については多くの研究が行われているが、NCCIHは「いずれの健康状態についても確実な有効性は示されていない」とまとめている。特に認知症予防については大規模GEM試験で利益が確認されなかった。[1][2]

安全性・注意点

イチョウ葉エキスは多くの成人で比較的よく耐容されるが、めまい、胃腸症状、頭痛などがみられることがある。生の種子は有毒であり、加熱した種子や粗製植物でも重い副作用が報告されている。[1]
ワルファリンなどの抗凝固薬を使用している人では出血リスクが高まる可能性があり、他の医薬品との相互作用にも注意が必要である。妊娠中の使用は安全でない可能性がある。[1]