フェリチンと鉄
鉄はヘモグロビンを作って酸素を運ぶほか、筋肉、骨髄、臓器の機能にも必要である。フェリチンは鉄を結合して貯蔵し、血中濃度は体内の鉄貯蔵量を評価する手掛かりになる。[1][2]
検査の用途
フェリチン検査は、他の鉄関連検査と組み合わせて、鉄欠乏、鉄過剰、貧血などの評価や、鉄に影響する慢性疾患の経過、治療効果の確認に用いられる。[1][2]
低値と高値
低いフェリチンは体内の鉄貯蔵が少ない可能性を示す。高値は鉄過剰だけでなく、肝疾患、炎症性疾患、成人Still病などでもみられることがあり、値だけで原因を決めることはできない。[1][2]
他の鉄検査との組み合わせ
フェリチンは鉄貯蔵の指標として有用だが、炎症や肝疾患などでも上昇し得る。原因を判断する際は血清鉄、トランスフェリン、総鉄結合能など他の鉄関連検査や血算、臨床状況と組み合わせて解釈する。[1][2]