概要
コエンザイムQ10(CoQ10)は人体に自然に存在する物質であり、心臓、肝臓、腎臓、膵臓で比較的高い濃度がみられる。CoQ10は米国ではダイエタリーサプリメントとして販売されている。[1]
研究・エビデンス
がん治療そのものに対する有用性は示されていないが、特定の抗がん薬による心障害のリスクを低下させる可能性がある。心疾患の予防や心不全に対する研究結果は結論が一致していない一方、心臓手術後の一部の合併症を減らす可能性を示す根拠がある。[1]
スタチンによる筋肉痛を軽減するという考えは、全体として科学的根拠に支持されていない。血圧への意味のある効果を示す根拠も限定的であり、早期パーキンソン病の症状改善にも有用性は示されていない。[1]
片頭痛については、2021年の6研究・計371人を対象としたレビューで、発作の持続時間と頻度を減らす可能性が示されたが、重症度への効果は示されなかった。研究数と効果量はいずれも小さく、有用性には不確実性が残る。[2]
安全性・注意点
重篤な副作用は報告されていないが、不眠や消化器症状などの軽度の副作用が生じることがある。ワルファリンやインスリンとの相互作用があり、一部のがん治療とは併用が適さない可能性がある。[1][2]