← 編集履歴へ戻る

C反応性タンパク(CRP)

2026年8月12日 23:05 / 雨崎ハーリィ に保存された版

C反応性タンパク(CRP)は、炎症に反応して肝臓で作られるタンパク質です。CRP検査は血液中のCRP濃度を測り、体内の炎症の程度をみるために使われますが、CRPだけでは炎症の原因や場所までは分かりません。[1]

概要

CRPは炎症に反応して肝臓で産生されるタンパク質である。炎症は感染、外傷、その他の疾患などに対して組織を保護し修復を助ける反応であるが、長期間持続する慢性炎症は健康な組織を損傷することがある。[1]

検査の用途

CRP検査は血液中のCRP濃度を測定し、体内に存在する炎症の程度を評価する手がかりとする。CRP高値は細菌・ウイルス感染、炎症性腸疾患、自己免疫疾患、肺疾患などでみられることがあり、喫煙や環境中の有害物質への曝露も高値と関連し得る。[1]

CRP値は炎症の程度に応じて上昇・低下するため、感染症や慢性炎症性疾患の経過、術後感染の監視、治療経過の評価などに用いられることがある。[1]

結果の解釈

CRPは炎症の存在や程度を示す指標であるが、炎症の原因や発生部位を単独で特定するものではない。診断では症状、病歴、他の検査結果などと合わせて解釈される。[1]

高感度CRPとの違い

一般的なCRP検査と高感度CRP(hs-CRP)検査はともにCRPを測定するが、用途は異なる。hs-CRPはごく小さなCRP上昇を測定し、心疾患リスクの推定に用いられる。[1]

エビデンス・科学的評価

CRPは炎症の程度に応じて変動し、感染や慢性炎症性疾患などの評価や経過観察に使われます。ただし、CRP単独では炎症の原因や部位を特定できません。[1]

安全性・注意点

CRP検査は採血で行われ、一般にリスクは小さいものの、穿刺部の軽い痛みやあざが起こることがあります。また、一部の薬やサプリメントが結果に影響する可能性があるため、服用中のものを医療者に伝え、処方薬を自己判断で中止しないことが重要です。[1]