概要
Wellsスコアは、肺塞栓症が疑われる患者について臨床的な事前確率を低・中・高に分類するために用いられるモデルである。資料では、救急部を受診した肺塞栓症疑い患者930人を対象に、臨床モデルとDダイマー検査を組み合わせた診断戦略の安全性が評価された。[1]
評価方法
医師はまず臨床モデルで肺塞栓症の事前確率を判断し、その後Dダイマー検査を行った。低い事前確率でDダイマー陰性の患者では、追加検査を行わず肺塞栓症が除外されたものとして扱われた。[1]
結果
低い臨床確率でDダイマー陰性だった437人のうち、追跡中に肺塞栓症を発症したのは1人であり、この組み合わせ戦略の陰性的中率は99.5%と報告された。資料では、事前確率とDダイマーに基づく管理は安全で、画像検査の必要性を減らすと結論づけられている。[1]