特徴
腸の伸展や圧力などに対する感覚閾値が低下し、通常なら強い痛みにならない刺激でも腹痛や不快感を生じることがある。末梢神経、脊髄、脳での感覚処理が関与すると考えられている。[1]
IBSとの関係
IBSでは内臓知覚過敏が重要な病態要素の一つとされるが、すべての患者に同じ程度みられるわけではなく、腸運動、免疫、腸内環境、心理社会的要因など他の要素も関与する。[1]
末梢と中枢の両方が関与
内臓知覚過敏は腸管の感覚神経だけでなく、脊髄や脳での痛み信号の処理も関与する。末梢からの入力増加と中枢性感作の双方が、通常の腸刺激を強い不快感や痛みとして感じる機序になり得る。[1]
心理社会的要因との関係
ストレスや情動、注意などは脳腸相関を介して内臓感覚の知覚に影響する。IBSの症状は知覚過敏だけでは説明できず、腸運動や免疫、腸内環境など複数の要因が重なって生じる。[1]