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顎関節症(TMD)

2026年8月13日 14:26 / 雨崎ハーリィ に保存された版

顎関節症(TMD)は、顎関節や咀嚼筋などに痛みや機能障害を生じる30種類以上の状態の総称である。TMDは疾患群を指し、TMJは顎関節そのものを指す。[1]

概要

TMDには顎関節の障害、咀嚼筋の障害、TMDに関連する頭痛などが含まれる。多くは短期間で自然に改善するが、一部は慢性化する。[1]

症状

最も一般的な症状は咀嚼筋または顎関節の痛みで、顔や首への放散痛、顎のこわばり、開口制限やロック、痛みを伴うクリック音などがある。痛みのないクリック音やポッピング音は一般的で、通常は治療を必要としない。[1]

診断

TMDを診断する単一の標準検査はない。痛みの場所や経過、誘発・軽減因子などを確認し、頭頸部や顎の診察を行う。必要に応じてX線、MRI、CTなどで他の原因を評価する。[1]

治療

多くのTMDは自然軽快するため、まず軟らかい食事、温冷罨法、顎のストレッチや筋力訓練、短期間のNSAIDs、セルフマネジメントなど保存的治療から始める。必要に応じて理学療法、行動的アプローチ、薬物療法、口腔内装置などが検討される。[1][2]

関連項目

頭痛肩関節周囲炎(五十肩)間質性膀胱炎/膀胱痛症候群(IC/BPS)を参照。

エビデンス・科学的評価

TMDでは多くの症状が自然に改善し、治療エビデンスが限られるため、専門家は可逆的で保存的な治療を優先する。[1][2]

安全性・注意点

顎関節や咬合を恒久的に変える処置や手術は慎重に検討する必要がある。NIDCRは、咬合調整や歯を削る処置、矯正治療などはTMD改善に役立たず、悪化させる可能性があるとしている。手術やTMJインプラントは最終手段として扱われる。[1][2]