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起立性低血圧

2026年8月15日 14:26 / 雨崎ハーリィ に保存された版

起立性低血圧は、横になった状態から立ち上がったときに血圧が低下する状態である。一般的には、立位3分以内に収縮期血圧が20 mmHg以上、または拡張期血圧が10 mmHg以上低下する場合と定義される。[1]

仕組み

立ち上がると重力により血液が下半身へ移動し、一時的に心臓から送り出される血液量が減って血圧が下がる。通常は自律神経などの働きによって心拍数や血管の収縮が調整され、血圧が保たれる。起立性低血圧ではこの調整が十分に働かず、立位後の血圧低下が持続する。[1]

症状

症状がない場合も多いが、脳などへの血流が低下すると、疲労感、混乱、めまい、かすみ目、失神などが起こることがある。身体活動、暖かい環境、大量の食事、長時間の立位で症状が強くなる場合がある。[1]

原因

自律神経の障害による神経原性と、それ以外の非神経原性に大きく分けられる。神経原性はパーキンソン病、レビー小体型認知症、多系統萎縮症、糖尿病などに伴うことがある。非神経原性は心疾患、血液量の低下、飲酒、高齢、降圧薬・利尿薬・一部の向精神薬などが関与する場合がある。[1]

エビデンス・科学的評価

MedlinePlus Geneticsは、起立性低血圧を立位3分以内の収縮期20 mmHg以上または拡張期10 mmHg以上の低下で定義し、一般人口の約6%、高齢者では少なくとも10~30%にみられると説明している。[1]

安全性・注意点

起立性低血圧では、めまいや失神による転倒・外傷の危険がある。低血圧は数値だけで必ず問題となるわけではないが、めまい、失神などの症状がある場合や、薬剤・基礎疾患との関連が疑われる場合には医療評価が必要となる。[1][2]