シナプスでの伝達
神経細胞の軸索を進んだ電気信号が末端へ到達すると、小胞から神経伝達物質がシナプスへ放出される。神経伝達物質は次の細胞の受容体に結合し、その細胞に新たな変化や信号を生じさせる。[1][2]
信号の調節
神経伝達物質は、次の神経細胞を興奮させるだけでなく、信号の伝達を抑制したり、伝わり方を調節したりすることがある。また筋収縮を起こしたり、腺からホルモンなどを分泌させたりする働きもある。[1]
伝達後の処理
役割を終えた神経伝達物質は、酵素によって不活化されたり、放出した神経細胞へ再取り込みされたりする。これによってシナプスでの信号が調整される。[1]
代表的な神経伝達物質
神経伝達物質は200種類以上が知られている。代表例として、運動・学習・感情に関わるドーパミン、神経の成長や修復に関わるグルタミン酸、覚醒やアレルギー反応に関わるヒスタミン、睡眠・血圧・覚醒度に関わるノルアドレナリン、気分・睡眠・消化に関わるセロトニンなどがある。[1]