概要
頸部痛は、慢性疼痛の一つとして補完的アプローチの研究対象となっている。今回の参考文献では、主に鍼、マッサージ、脊椎マニピュレーション、ヨガについて研究結果が示されている。[1]
鍼
背部痛または頸部痛を対象とした複数研究の大規模解析では、鍼は無治療より有効で、偽鍼との比較でも差がみられた。ただし、無治療との差の方が偽鍼との差より大きかった。[1]
マッサージと脊椎マニピュレーション
マッサージ療法は頸部痛を短期的に軽減する可能性がある。慢性の非特異的頸部痛では、脊椎マニピュレーションが痛みを減らし、身体機能を改善する可能性を示す低〜中等度の質の根拠がある。[1]
ヨガ
ヨガの研究では、頸部痛の強さと、頸部痛に関連する機能障害を軽減する効果が報告されている。[1]
安全性・注意点
鍼、マッサージ、ヨガなどの心理的・身体的アプローチは、適切に行われた場合には比較的良好な安全性が報告されているが、すべての人に無条件で安全という意味ではない。健康状態や妊娠などによって安全性は変わり得る。[1]