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心筋

2026年8月20日 05:15 / 雨崎ハーリィ に保存された版

心筋(心筋層、myocardium)は心臓壁の厚い中間層を構成する筋組織であり、心筋細胞の収縮によって血液を循環へ送り出す圧力を生み出す。[1]

概要

心筋は骨格筋、平滑筋と並ぶ筋組織の一種で、心外膜と心内膜の間に位置する。心筋細胞は分岐する細胞で、サルコメア内のアクチンとミオシンの相互作用によって収縮する。[1]

収縮の仕組み

活動電位に伴ってカルシウムが関与する興奮収縮連関が起こり、筋原線維のアクチンとミオシンが滑走して力を生み出す。多数のミトコンドリアは持続的な収縮に必要なATP産生を支える。[1]

協調した収縮

心筋細胞同士は介在板で連結され、電気的・機械的に協調して収縮する。この連続した収縮が心室内圧を生み、肺循環と体循環へ血液を駆出する。[1]

介在板

心筋細胞は介在板によって互いに連結され、機械的な力を伝える接着構造と、電気信号を伝えるギャップ結合を通して協調して収縮する。この結合により心筋全体が機能的なまとまりとして働く。[1]

持続的なエネルギー需要

心筋細胞は生涯にわたり収縮を繰り返すため、多数のミトコンドリアを持ち、好気的代謝によるATP産生へ強く依存する。冠動脈血流の低下は心筋のエネルギー供給と収縮機能に直接影響する。[1]

エビデンス・科学的評価

心筋は心筋細胞の協調した興奮収縮連関によって心臓のポンプ力を生み出す組織であり、サルコメア、カルシウム、細胞間結合が重要である。[1]

安全性・注意点

心筋への血流不足は虚血性心疾患や心筋梗塞につながり、心筋の収縮力や電気的安定性を損なうことがある。心筋症などでもポンプ機能が低下し得る。[1]