原因と仕組み
ウイルス感染が原因となる例が多く、SARS-CoV-2、インフルエンザウイルス、コクサッキーウイルスなどが挙げられる。細菌、真菌、寄生虫による感染のほか、一部の薬剤、重金属などの化学物質、放射線、自己免疫疾患が原因になることもあり、原因を特定できない場合もある。[1]
症状
症状がないこともある。症状が出る場合は、胸痛、疲労、発熱、息切れ、速い脈、脚のむくみなどがみられ、感染症に似た症状を伴うこともある。失神や尿量の低下がみられる場合もある。[1]
検査
心筋炎は他の心肺疾患や重いかぜに似るため診断が難しいことがある。胸部X線、心電図、心エコー、心臓MRIなどが用いられ、心筋生検は診断を確認する最も正確な方法とされるが、常に必要とは限らず、採取部位によっては異常を捉えられないこともある。[1]
治療
治療は原因や心臓の状態に応じて行われ、細菌感染に対する抗菌薬、炎症を抑える薬、余分な水分を減らす利尿薬などが用いられることがある。心不全や不整脈がある場合には、それぞれに対する治療が必要になる。[1]
関連項目
全身性エリテマトーデス(SLE)、不整脈、心不全を参照。