概要
エキナセア属はヒマワリ、デイジー、ブタクサに近縁する多年草で、Echinacea purpurea、E. angustifolia、E. pallidaなどが含まれる。北米先住民による薬用利用の歴史があり、現在は主としてかぜやその他の呼吸器感染症を目的とするサプリメントとして販売されている。[1]
研究・エビデンス
かぜとその他の呼吸器感染症については多くの臨床研究が行われている。エキナセアの摂取はかぜにかかる可能性をわずかに低下させる可能性があるが、かぜの期間を短縮するかは明確でない。[1]
小児では呼吸器感染症や関連合併症の発生を減らす可能性を示した研究があるものの、全体として明確な関連を支持する根拠は不足している。湿疹など他の健康状態に対する有用性も明確ではない。[1]
安全性・注意点
多くの成人では、E. purpurea抽出物や一部のE. purpureaとE. angustifoliaの混合物を短期間摂取することは比較的安全と考えられている。主な副作用は腹痛、悪心、胃痛などの消化器症状であり、まれに重いアレルギー反応が生じることがある。[1]
小児でも短期間のE. purpurea抽出物は使用可能と考えられる一方、臨床試験では発疹が報告され、重いアレルギー反応への懸念がある。薬物相互作用については一部で見解が一致しておらず、免疫抑制薬やカフェインとの相互作用も理論上考えられている。妊娠・授乳中の安全性情報は限定的である。[1]