仕組み
インスリン作用が著しく不足すると、ブドウ糖を細胞で十分に利用できず、肝臓でブドウ糖が増え、脂肪分解が急速に進む。[1]
脂肪から作られるケトン体が大量に蓄積すると血液が酸性になり、ケトアシドーシスを起こす。[1]
原因と誘因
1型糖尿病の最初の徴候として現れることがあり、既に1型糖尿病がある人では感染、けが、重い病気、インスリン注射の不足、手術のストレスなどが誘因となる。[1]
2型糖尿病でも特定の薬、重い病気や感染などを背景にDKAが起こることがある。[1]
症状と検査
意識レベルの低下、深く速い呼吸、脱水、口や皮膚の乾燥、頻尿や強い口渇、果物のような口臭、頭痛、筋肉のこわばりや痛み、吐き気・嘔吐、腹痛などがみられる。[1]
尿や血液のケトン体、血糖、血液ガス、電解質、腎機能などを調べる。[1]
治療
治療の目的はインスリンで高血糖を是正し、失われた水分と電解質を補うことである。多くの場合は入院し、点滴、インスリンなどによる治療が行われる。[1]