ワルファリンは、ビタミンK依存性凝固因子の合成を抑えて血液を固まりにくくする経口抗凝固薬である。静脈血栓塞栓症、心房細動、人工心臓弁などで血栓の予防・治療に用いられる。[1]
概要
ワルファリンは血栓の形成を抑える経口抗凝固薬で、深部静脈血栓症や肺塞栓症の治療・予防、心房細動や人工心臓弁に伴う血栓塞栓症予防などに用いられる。[1]
作用の仕組み
肝臓のビタミンKエポキシド還元酵素(VKORC1)を阻害し、ビタミンK依存性の凝固因子II、VII、IX、Xおよび蛋白C・Sの活性化を減らすことで抗凝固作用を示す。[1]
モニタリング
効果と出血リスクを管理するため、プロトロンビン時間を標準化したINRを定期的に測定する。目標INRは適応によって異なり、多くの病態では2〜3程度が用いられるが、人工弁などでは別の目標が設定される場合がある。[1]
相互作用
食事中のビタミンK量、他の薬剤、肝機能、遺伝的要因などによって効果が変わりやすく、用量調整には継続的なINR確認が必要となる。[1]
エビデンス・科学的評価
ワルファリンは多くの血栓塞栓症予防・治療で有効性が確立しているが、治療域が狭く個人差・相互作用が大きいため、INRに基づく定期的な用量調整が前提となる。[1]
安全性・注意点
主要な有害事象は出血で、消化管出血や頭蓋内出血など重篤な出血も起こり得る。過量や高INR時には中止とビタミンK投与、重症出血ではプロトロンビン複合体製剤や新鮮凍結血漿などが用いられる場合がある。まれに皮膚壊死や紫趾症候群も報告される。[1]
カテゴリ:基礎概念 / 薬理 / 血液
タグ:INR / ワルファリン / 抗凝固薬
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ワルファリン
ワルファリンは、ビタミンK依存性凝固因子の合成を抑えて血液を固まりにくくする経口抗凝固薬である。静脈血栓塞栓症、心房細動、人工心臓弁などで血栓の予防・治療に用いられる。
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