外陰痛は、明らかな原因を特定できない外陰部痛が3か月以上続く慢性疼痛状態であり、除外診断によって判断される。[1]
症状と分類
痛みは灼熱感、刺激感、ひりつき、過敏さなどとして現れ、外陰部全体または一部に限局する。自然に生じる場合と、接触や圧迫で誘発される場合があり、持続性、間欠性、即時性、遅発性など時間的な現れ方も異なる。[1]
評価と管理
特異的な検査はなく、感染、炎症、皮膚疾患、腫瘍、神経障害などを除外したうえで、綿棒による痛みの分布、神経感覚、骨盤底筋、関連する疼痛や心理社会的要因を評価する。管理は薬物療法、骨盤底理学療法、心理的支援などを組み合わせる。[1]
分類
外陰痛は痛みの分布によって限局性と全般性に分けられ、さらに接触や圧迫で誘発される型と自然に生じる型がある。症状は持続性、間欠性、即時性、遅発性などさまざまであり、同じ診断名でも現れ方は一様ではない。[1]
多職種での管理
治療は一つの方法に限定されず、外陰部への刺激を避けるセルフケア、疼痛調整薬、局所薬、骨盤底理学療法、心理療法、神経ブロックなどを個々の症状に応じて組み合わせる。難治性の誘発性前庭部痛では手術が検討される場合もある。[1]
エビデンス・科学的評価
外陰痛は神経機能、炎症、ホルモン、遺伝的素因、骨盤底筋機能などが関与する多因子性の状態と考えられており、単一の原因や単一の治療法では説明できない。[1]
安全性・注意点
感染症、硬化性苔癬や扁平苔癬、接触皮膚炎、扁平上皮癌、神経障害などを先に除外する必要がある。手術は誘発性前庭部痛で他の治療に反応しない場合などに限って検討される。[1]
カテゴリ:婦人科 / 疼痛 / 症状・疾患
タグ:外陰痛 / 婦人科 / 慢性疼痛
知識マップ
関連する項目をタップして、医学知識のつながりをたどれます。
いま見ている項目
外陰痛
外陰痛は、明らかな原因を特定できない外陰部痛が3か月以上続く慢性疼痛状態であり、除外診断によって判断される。
婦人科・疼痛・症状・疾患
この記事を読む →
周囲の項目を押すと、その項目を中心にマップが切り替わります。