概要
声帯は声門を形成し、発声時には左右が接近して呼気流により振動する。声の高さや強さは声帯の緊張、長さ、接触、呼気圧などによって変化する。[1]
構造と機能
嚥下時には声門閉鎖に関与して気道を保護する。喉頭筋と反回神経・上喉頭神経などの神経支配が正常な声帯運動に重要である。[1]
声帯の層構造
声帯は表層から上皮、粘膜固有層、声帯筋など複数の層で構成される。とくに粘膜固有層の表層は柔らかく、発声時の粘膜波を生みやすい構造になっている。[1]
開閉と発声
呼吸時には声帯が外転して気道を開き、発声時には内転して左右が近づく。後輪状披裂筋は声帯を外転させる主要な筋で、甲状披裂筋、外側輪状披裂筋、披裂間筋などは内転に関与する。[1]
神経支配
声帯の運動と感覚には迷走神経の枝である上喉頭神経と反回神経が重要である。反回神経の障害などで声帯運動が低下すると、嗄声、誤嚥、呼吸障害などが生じることがある。[1]