トロポニン

最終更新:2026年8月20日

トロポニンは心筋細胞に含まれるタンパク質であり、血中トロポニン測定は心筋障害、とくに心筋梗塞の評価に用いられる。[1]

概要

正常では血中トロポニン濃度は非常に低いが、心筋細胞が障害されると血中へ放出される。高感度トロポニン検査はごく少量の上昇も検出できる。[1]

検査と解釈

胸痛など急性冠症候群が疑われる場合に測定され、時間を置いて複数回測定することもある。高値は心筋梗塞でみられるが、他の心疾患や重い全身疾患でも上昇する場合がある。[1]

心筋障害の指標

心筋細胞が傷害されると心筋トロポニンIやTが血液中へ放出されるため、血中トロポニンは心筋障害を検出する重要な検査となる。心筋梗塞の診断では症状や心電図と組み合わせて用いる。[1]

時間経過

心筋障害の直後には値がまだ上昇していない場合があるため、急性冠症候群が疑われるときは時間をあけて複数回測定し、値の変化を確認することがある。[1]

心筋梗塞以外でも上昇する

トロポニン高値は心筋梗塞に特異的ではなく、心不全心筋炎塞栓、腎疾患などでもみられることがある。上昇の原因は臨床状況を含めて判断する。[1]

エビデンス・科学的評価

トロポニンは心筋障害を検出する重要なバイオマーカーであり、症状、心電図、経時変化などと組み合わせて心筋梗塞の診断に利用される。[1]

安全性・注意点

トロポニン高値だけで心筋梗塞を確定できず、腎疾患、心不全、心筋炎など他の原因もある。採血には軽い痛みや皮下出血のリスクがある。[1]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus: Troponin Test ↩本文

カテゴリ:循環器 / 検査・評価

タグ:トロポニン / 心筋 / 心筋梗塞

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