位置と構造
側頭葉は前頭葉の後方、後頭葉の前方、外側溝の下方に位置し、上・中・下側頭回などに分けられる。内部には海馬や扁桃体など重要な構造が含まれる。[1]
主な機能
側頭葉には聴覚に関わる皮質があり、音情報の処理を担う。また、優位半球の側頭葉には言語理解に関わる領域があり、海馬は記憶形成、扁桃体は情動に関連する機能に関わる。[1]
機能的なつながり
側頭葉の機能は単独の領域だけで完結するのではなく、前頭葉、頭頂葉、辺縁系など他の脳領域との神経連絡を通じて成り立つ。[1]
内側側頭葉
側頭葉内側には海馬や扁桃体などがあり、記憶形成や情動処理に重要である。外側の側頭皮質は聴覚処理や言語機能などに関わり、側頭葉内でも部位によって役割が異なる。[1]
障害による症状
優位半球の側頭葉病変では言語理解に障害が生じることがあり、内側側頭葉の障害では新しい記憶の形成が難しくなる場合がある。側頭葉はてんかん発作の発生部位としても臨床的に重要である。[1]