涙液層破壊時間(TBUT)

最終更新:2026年8月19日

涙液層破壊時間(TBUT)は、完全な瞬目から涙液膜に最初の破綻が現れるまでの時間を測り、涙液膜の安定性を評価する検査である。[1]

検査方法

一般的なTBUTは、フルオレセインを点眼して涙液膜を見やすくし、細隙灯顕微鏡で瞬目後から最初の乾燥斑・破綻が現れるまでの時間を測定する。[1]

結果の見方

資料では、涙液膜の破綻が10秒未満で出現する場合、ドライアイに一致する所見として扱われることが多いとされている。フルオレセインを使わず、反射パターンや干渉像の乱れから非侵襲的に測定する方法もある。[1]

利用

TBUTは涙液膜の安定性をみる検査であり、ドライアイの評価では症状、涙液量、角結膜染色、眼瞼やマイボーム腺の所見などと組み合わせて用いる。[1]

エビデンス・科学的評価

短いTBUTは涙液膜不安定性を示し、10秒未満はドライアイに一致する目安として広く用いられている。[1]

安全性・注意点

TBUTはドライアイの一側面をみる検査であり、単独で原因や重症度のすべてを判断するものではない。測定法や涙液への刺激によって結果が変化し得るため、他の眼表面検査と合わせて解釈する。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Dry Eye Syndrome — Tear Film Breakup Time ↩本文

カテゴリ:検査・評価 /

タグ:TBUT / ドライアイ / 涙液

知識マップ

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関連項目