上大静脈症候群

最終更新:2026年8月19日

上大静脈症候群は、上半身から心臓へ血液を戻す上大静脈が部分的または完全に閉塞し、顔・頸部・上肢の腫れや呼吸症状などを起こす状態である。[1]

原因

成人では肺がんや非ホジキンリンパ腫などの胸部腫瘍が代表的な原因で、腫瘍や腫大したリンパ節上大静脈を圧迫する。中心静脈カテーテルやペースメーカー線に関連する血栓が原因となることもある。[1]

症状

呼吸困難、咳、顔・頸部・上半身・腕の腫れが代表的で、嗄声、嚥下・会話困難、胸部や頸部の静脈怒張、胸痛などを伴うことがある。急速に閉塞した場合は症状が強くなりやすい。[1]

検査・治療

胸部X線、CT、静脈造影、MRI超音波などで閉塞部位と原因を調べる。がんが原因の場合は腫瘍の種類に応じた化学療法や放射線治療、ステント留置などを用い、血栓では血栓溶解・除去などが検討される。[1]

エビデンス・科学的評価

治療は閉塞の原因、症状の重症度、がんの種類や予後などに基づいて選択される。[1]

安全性・注意点

呼吸困難の急激な悪化や意識変化などを伴う場合は緊急性が高い。特に小児では気道が圧迫されやすく、上大静脈症候群は重篤な救急状態となり得る。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCI: Cardiopulmonary Syndromes - Superior Vena Cava Syndrome ↩本文

カテゴリ:がん / 循環器 / 救急

タグ:上大静脈 / 救急 / 腫瘍

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関連項目