社交不安症

最終更新:2026年8月13日

社交不安症は、人から見られる、評価される、批判される可能性がある場面で強い不安や恐怖が生じ、日常生活に支障を来す不安症である。[1]

特徴

人前で話す、初対面の人に会う、面接を受ける、授業で答える、人前で飲食するなど、他人に評価される可能性のある場面で不安が生じる。場面を何週間も前から心配したり、避けたりすることがある。[1]

症状

赤面、発汗、震え、動悸吐き気、頭が真っ白になる感覚、視線を合わせにくい、声が小さくなる、自分が否定的に評価されることへの強い恐怖などがみられる。[1]

診断

診断では、他人から評価される社会的状況への強い恐怖や不安が少なくとも6か月続き、仕事、学校、人間関係などに支障を来していることなどを確認する。身体疾患による症状を除外するため診察が行われることもある。[1]

治療

治療には心理療法、薬物療法、またはその組み合わせが用いられる。認知行動療法(CBT)と段階的な曝露療法が代表的で、薬物ではSSRI、SNRI、β遮断薬、抗不安薬などが使われることがある。[1]

関連項目

摂食障害不安適応障害を参照。

エビデンス・科学的評価

NIMH資料では、認知行動療法を社交不安症に対する研究支持のある代表的な心理療法とし、必要に応じて薬物療法を組み合わせるとしている。[1]

安全性・注意点

ベンゾジアゼピン系抗不安薬は即効性がある一方、耐性や依存の可能性があるため短期間に限って処方されることがある。症状が日常生活を妨げる場合は専門的な評価が必要である。[1]

参考文献・参考情報

  1. NIMH: Social Anxiety Disorder - What You Need to Know ↩本文

カテゴリ:メンタルヘルス / 症状・疾患

タグ:メンタルヘルス / 不安 / 社交不安