純音聴力検査

最終更新:2026年8月20日

純音聴力検査は、周波数ごとに聞き取れる最小の音の大きさを測定し、難聴の程度や伝音性・感音性の違いを評価する基本的な聴力検査である。[1]

検査方法

防音環境でヘッドホンや挿入型イヤホンから純音を提示して気導閾値を測り、必要に応じて導端子で骨導閾値も測定する。音が聞こえたときに患者が反応し、聞こえる最小レベルを周波数ごとに決定する。[1]

オージオグラム

結果はオージオグラムに記録され、横軸に周波数、縦軸に聴力レベルを示す。標準検査では主に250〜8000Hzを評価し、気導と骨導の差や左右差、各周波数の聴力低下の形から病態を推定する。[1]

利用

純音聴力検査は難聴の程度を定量化し、伝音性難聴、感音性難聴、混合性難聴の評価や、補聴器・治療方針の検討に役立つ。[1]

マスキング

左右の聴力差が大きい場合などでは、検査音が反対側の耳に聞こえてしまい、実際より良い閾値として測定されることがある。必要に応じて反対耳へマスキングノイズを入れ、検査耳の真の気導・骨導閾値を確認する。[1]

エビデンス・科学的評価

純音聴力検査は、聴力閾値を周波数別に定量化して難聴の種類と程度を評価する標準的な検査であり、治療や聴覚リハビリテーション方針の基礎情報となる。[1]

安全性・注意点

純音聴力検査は患者の行動反応に依存するため、乳児、発達・神経学的問題がある人、反応の信頼性が低い場合には正確な評価が難しい。必要に応じてABRやOAEなど客観的検査を併用する。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Audiology Pure Tone Evaluation ↩本文

カテゴリ:検査・評価 / 耳鼻咽喉

タグ:オージオメトリー / 聴力 / 難聴

知識マップ

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