肺動脈狭窄症

最終更新:2026年8月20日

肺動脈狭窄症は、右心室から肺へ向かう血流路が狭くなり、肺への血流を妨げる先天性心疾患である。多くは肺動脈弁部で生じる。[1]

病態

狭窄は肺動脈弁、弁下、弁上、主肺動脈やその枝などに生じる。右心室は狭い部分を通して血液を送り出すため圧負荷を受け、狭窄が強いほど右心系への負担が大きくなる。[1]

症状と診断

軽症では無症状のことが多いが、中等度から重度では労作時の息切れ疲労がみられる。診断の中心は心エコーで、狭窄部位、弁の形態、圧較差などから重症度を評価する。[1]

治療

軽症では定期的な経過観察が中心となる。治療が必要な肺動脈弁狭窄ではバルーン弁形成術が代表的な治療で、弁形態や狭窄部位によっては手術が選択される。[1]

重症度の評価

肺動脈弁狭窄では心エコーで弁の形態、血流速度、圧較差などを評価し、狭窄の重症度を判断する。軽症では経過観察のみとなることがある一方、中等度以上では右心室への負荷が増える。[1]

治療

弁性の肺動脈狭窄では、適応があればカテーテルによるバルーン弁形成術が主要な治療となる。弁の形態や狭窄部位によっては外科手術が必要となる場合もある。[1]

エビデンス・科学的評価

肺動脈狭窄症では心エコーが主要な診断法であり、狭窄の重症度と肺動脈弁の形態をもとに経過観察、バルーン弁形成術、手術などを選択する。[1]

安全性・注意点

中等度から重度の狭窄では右心室への負担が増し、まれに狭心症様症状や重篤な循環イベントを生じることがある。症状や重症度に応じた循環器専門医の評価が必要である。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Pulmonary Stenosis ↩本文

カテゴリ:小児 / 循環器 / 症状・疾患

タグ:先天性心疾患 / 小児 / 肺動脈弁

知識マップ

関連する項目をタップして、医学知識のつながりをたどれます。

いま見ている項目 肺動脈狭窄症 肺動脈狭窄症は、右心室から肺へ向かう血流路が狭くなり、肺への血流を妨げる先天性心疾患である。多くは肺動脈弁部で生じる。 小児・循環器・症状・疾患 この記事を読む →

周囲の項目を押すと、その項目を中心にマップが切り替わります。

関連項目