妊娠高血圧症候群(子癇前症)

最終更新:2026年8月13日

妊娠高血圧症候群のうち子癇前症は、妊娠20週以降に血圧が急に上昇し、腎臓や肝臓などの臓器障害を伴うことがある重い状態である。[1]

概要

妊娠中の高血圧には、妊娠高血圧、慢性高血圧、子癇前症などがある。子癇前症が脳機能に影響し、けいれんや昏睡を起こした状態は子癇と呼ばれる。[1]

症状

高血圧自体は無症状のことが多い。子癇前症では蛋白尿、顔や手のむくみ、持続する頭痛視覚異常、右上腹部痛、呼吸困難などがみられることがある。[1]

検査

妊婦健診では血圧と尿が定期的に確認される。血圧が高い場合は、血液検査や尿蛋白などの追加検査が行われる。[1]

治療・管理

母体と胎児を綿密に観察し、血圧管理や必要な薬物療法を行う。重症の子癇前症、子癇、HELLP症候群では入院が必要となることが多く、重症度と妊娠週数に応じて早期分娩が検討される。[1]

関連項目

妊娠悪阻高血圧症子宮外妊娠を参照。

エビデンス・科学的評価

参考文献では、妊娠20週以降の高血圧と臓器障害を子癇前症の中心的特徴とし、妊婦健診での血圧・尿検査と追加検査による評価が示されている。[1]

安全性・注意点

子癇前症は母体と胎児の双方にとって生命を脅かすことがある。持続する頭痛、視覚異常、呼吸困難、右上腹部痛、けいれんなどは速やかな医療対応を要する。[1]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus: High Blood Pressure in Pregnancy ↩本文

カテゴリ:婦人科 / 循環器 / 症状・疾患

タグ:妊娠 / 子癇前症 / 高血圧