リウマチ性多発筋痛症

最終更新:2026年8月15日

リウマチ性多発筋痛症は、主に50歳以上で、首・肩・股関節周囲の痛みとこわばりを起こす炎症性リウマチ疾患である。赤沈やCRPの上昇を伴うことが多く、巨細胞性動脈炎を合併することがある。[1]

概要

リウマチ性多発筋痛症(PMR)は、首、肩、腰・股関節周囲の痛みと朝のこわばりを特徴とする炎症性疾患で、50歳以上に多い。赤血球沈降速度(ESR)やCRPなど炎症反応が上昇することが多い。[1]

診断

特徴的な症状、年齢、炎症反応、他疾患の除外を組み合わせて診断する。超音波では肩周囲の滑液包炎腱鞘炎などを評価できる。自己抗体は通常陰性で、CKは正常であることが多い。[1]

巨細胞性動脈炎との関係

PMRでは巨細胞性動脈炎(GCA)を同時に発症したり、経過中に発症したりすることがある。新しい頭痛、顎の痛み、視覚症状などがあればGCAの評価が重要となる。[1]

治療

経口グルココルチコイドが標準治療で、症状と炎症反応を見ながら徐々に減量する。再発リスクやステロイド副作用の危険が高い場合には、メトトレキサートなどのステロイド節約薬が検討される。[1]

エビデンス・科学的評価

PMRはグルココルチコイドへの反応が良好なことが多いが、再発しやすく長期治療になることがある。治療量は症状、炎症反応、再発、副作用を継続的に見ながら調整する。[1]

安全性・注意点

巨細胞性動脈炎を合併すると視力障害など重篤な合併症につながるため、頭痛・顎跛行・視覚症状などは速やかな評価が必要である。長期ステロイド使用では感染、骨粗鬆症、糖代謝異常などにも注意する。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Polymyalgia Rheumatica ↩本文

カテゴリ:免疫 / 症状・疾患 / 筋肉

タグ:リウマチ性多発筋痛症 / 炎症 / 筋痛

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