目的
リハビリテーション医学では、病変そのものだけでなく、その病気やけがが生活機能へどのような影響を与えているかを評価する。主な目標は機能を最大限に回復・維持し、障害の影響を減らしながら、本人ができるだけ自立して生活できるよう支援することである。[1][2]
対象となる人
脳卒中などの神経疾患、筋骨格系疾患、心肺疾患、骨折や熱傷、脳損傷、切断、先天性疾患、がん、加齢に伴う機能低下など、幅広い状態がリハビリテーションの対象となる。年齢を問わず必要になる可能性がある。[2][3]
評価と目標設定
まず現在の機能と生活上の困難、その原因を評価し、本人とともに目標を定める。そのうえで介入の種類、強度、頻度、期間を個別に組み立て、経過をみながら目標達成度を評価して内容を調整する。[3]
具体的な介入
筋力・バランス・歩行などの運動訓練、発話や嚥下の訓練、住環境の調整、補装具・福祉用具の使用、心理的支援、日常生活動作の練習、必要に応じた薬物療法など、多様な方法が用いられる。[2][3]
多職種連携
包括的なリハビリテーションには、リハビリテーション科医、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、心理職、義肢装具士など複数の専門職が関わることがある。必要な職種は本人の課題と目標によって異なる。[3]
実施される場所
リハビリテーションは病院や専門施設だけでなく、診療所、地域、学校、自宅などさまざまな場所で行われる。生活に直接関わる課題を扱うため、本人が実際に暮らす環境での支援も重要となる。[2][3]