智歯周囲炎

最終更新:2026年8月19日

智歯周囲炎は、萌出中または一部だけ萌出した歯の周囲を覆う歯肉に感染と炎症が起こる病態で、特に下顎第三大臼歯(親知らず)に多い。[1]

仕組み

部分萌出した歯と歯肉の間には清掃しにくい小さな空間ができ、食物や細菌がたまりやすい。そこで細菌が増殖すると周囲歯肉に感染・炎症が起こる。対合歯による歯肉への反復した機械的刺激が悪化要因となることもある。[1]

症状

後方歯肉の痛みと腫れから始まり、悪化すると口臭、不快な味、膿、開口制限、嚥下困難などを伴う。発熱、顔面腫脹、声の変化、呼吸困難は感染が深部へ広がった可能性を示す。[1]

評価・治療

口腔内診察で発赤、腫脹、排膿、圧痛などを確認し、原因歯の状態を評価する。治療は感染の程度と歯の萌出状態に応じて、局所の清掃・処置や必要な歯科治療を行う。[1]

エビデンス・科学的評価

智歯周囲炎は部分萌出した下顎第三大臼歯周囲に多く、清掃困難な歯肉下の空間での細菌増殖が重要な発症要因である。[1]

安全性・注意点

嚥下困難、強い開口障害、顔面・頸部腫脹、声の変化、呼吸困難などは深部感染や気道障害の可能性があり、速やかな歯科・医療評価が必要である。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Pericoronitis ↩本文

カテゴリ:口腔 / 症状・疾患

タグ:歯肉 / 炎症 / 親知らず

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