骨盤底機能障害

最終更新:2026年8月17日

骨盤底機能障害は、骨盤底筋の過緊張、低緊張、協調不全、または骨盤臓器の支持低下によって、排尿、排便、性機能、骨盤痛などの症状を生じる病態群である。[1]

骨盤底の機能

盤底は複数の筋と靱帯から成り、膀胱尿道前立腺、腟、子宮直腸などを支える。尿と便の禁制を保ち、性的興奮やオルガスムにも関与する。[1]

主な症状

排尿困難尿失禁便秘や排便協調障害、便失禁、性交痛、慢性骨盤痛、膀胱瘤、直腸瘤、子宮・腟脱などが含まれる。泌尿器、婦人科、直腸肛門の症状が同時に現れることも多い。[1]

評価

病歴と排尿・排便・疼痛日誌、骨盤・直腸診察、骨盤底筋の収縮と弛緩の評価を基本とする。症状に応じて尿流動態検査、肛門内圧、バルーン排出、筋電図、超音波、排便造影、動的MRIなどを用いる。[1]

エビデンス・科学的評価

骨盤底機能障害は複数領域にまたがるため、単一の検査で確定することはできない。排便造影は骨盤底疾患の形態と排便時動態の評価に用いられるが、検査結果は臨床症状や他の機能検査と統合する必要がある。[1]

安全性・注意点

骨盤底筋は過緊張と低緊張のどちらでも症状を起こし得るため、評価をせず一律に筋収縮訓練を行うと病態に合わない場合がある。複数臓器の症状を含めた評価が必要である。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Pelvic Floor Dysfunction ↩本文

カテゴリ:婦人科 / 泌尿器 / 症状・疾患

タグ:PFD / 骨盤底 / 骨盤底筋

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