膵炎は膵臓に炎症が起こる疾患である。短期間に発症して治療により改善する急性膵炎と、長期間にわたり進行して膵臓に永続的な障害を残す慢性膵炎がある。[1]
症状
上腹部痛が背中へ広がることがあり、吐き気、嘔吐、発熱、脈拍増加、体重減少などを伴う場合がある。[1]
原因
胆石、大量の飲酒、一部の薬剤、膵臓に関係する遺伝性疾患などが原因となる。[1]
診断
病歴と身体診察に加え、血液検査や画像検査を用いて膵炎を診断し、原因や合併症を調べる。[1]
治療
急性・慢性とも、脱水への静脈輸液、鎮痛、必要に応じた栄養療法などを行う。胆石が急性膵炎の原因であれば胆嚢摘出術が検討され、膿瘍や感染した仮性嚢胞などの合併症にはドレナージや手術が必要になる場合がある。[2]
関連項目
憩室炎、
膵がん、
膵外分泌不全(EPI)を参照。
エビデンス・科学的評価
軽い急性膵炎は数日で改善する場合があるが、重症例では入院管理と合併症への処置が必要となる。慢性膵炎では長期的な症状管理と原因への対応が必要となる。[1][2]
安全性・注意点
膵炎がある人には飲酒を中止することが強く勧められている。飲酒を続けると急性膵炎の再発や慢性化につながり、アルコール関連の慢性膵炎では重い合併症や死亡リスクにつながる可能性がある。喫煙も中止が推奨される。[2]
カテゴリ:消化器 / 症状・疾患
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