視神経炎

最終更新:2026年8月17日

視神経炎は、視神経の炎症によって網膜から脳への視覚情報伝達が障害され、急な視力低下を起こす疾患である。[1]

症状

通常は片眼の急な視力低下、眼球運動時の痛み、色覚とコントラスト感度の低下がみられる。左右差がある場合は相対的求心性瞳孔障害を認めることがあり、眼底の視神経乳頭が正常に見える球後視神経炎もある。[1]

原因

多発性硬化症や視神経脊髄炎スペクトラム障害などの脱髄性疾患との関連が強い。感染症、全身性自己免疫疾患、薬物や毒物、原因不明の例もあり、視神経炎が多発性硬化症の最初の症状となる場合がある。[1]

診断と治療

造影MRIによると眼窩の評価、視野検査、光干渉断層計による網膜神経線維層の評価を行い、必要に応じて血液、髄液、自己抗体を調べる。高用量静注コルチコステロイドは視力回復を速めるが、長期的な視力転帰は変えないとされ、感染性では原因に応じた治療が必要である。[1]

エビデンス・科学的評価

多くの例で視力は数週から数か月で部分的または完全に回復するが、持続する視覚障害、再発、多発性硬化症への移行の危険は原因や画像所見などにより異なる。[1]

安全性・注意点

視神経炎は視力を脅かす疾患であり、急な視力低下や眼球運動時痛は早期評価を要する。原因によって治療が異なるため、感染性や他の視神経障害との鑑別が必要である。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Optic Neuritis ↩本文

カテゴリ:症状・疾患 / / 神経

タグ:視力低下 / 視神経 / 視神経炎

知識マップ

関連する項目をタップして、医学知識のつながりをたどれます。

いま見ている項目 視神経炎 視神経炎は、視神経の炎症によって網膜から脳への視覚情報伝達が障害され、急な視力低下を起こす疾患である。 症状・疾患・眼・神経 この記事を読む →

周囲の項目を押すと、その項目を中心にマップが切り替わります。

関連項目