オピオイド使用障害は、オピオイドの反復使用によって臨床的に重大な苦痛や生活上の障害が生じても使用が続く状態である。耐性や離脱だけでなく、使用制御の困難、渇望、社会・職業機能への影響などから評価する。[1]
診断上の特徴
診断では12か月以内の行動と影響を評価する。予定より多く使う、減量できない、入手や回復に多くの時間を費やす、強い渇望がある、危険や心身・対人上の悪化があっても続ける、役割を果たせない、耐性や離脱が生じるなどの項目のうち、2項目以上が基準となる。[1]
評価
初期評価には、使用歴だけでなく社会歴、精神健康歴、外傷、手術、入院、疼痛の経過を含める。静脈注射を行う場合はHIV、B型・C型肝炎の検査を検討し、治療開始前と経過中には尿薬物検査が用いられる。[1]
治療
治療は心理社会的支援と薬物療法を組み合わせる。メサドンやブプレノルフィンによる維持療法、依存が解消した後のナルトレキソンなどが選択肢となり、薬剤と期間は使用状況、併存症、再発リスクに応じて個別化する。[1]
エビデンス・科学的評価
オピオイド使用障害の治療は身体・心理状態を改善し、過量摂取の危険を減らす。認知行動療法などの心理社会的介入は用いられるが、単独効果には混在した結果があり、薬物療法との組み合わせが重視される。[1]
安全性・注意点
自己判断で治療薬を開始・中止すると、誘発離脱、再発、過量摂取死亡の危険がある。ブプレノルフィンは離脱状態を確認して開始し、ナルトレキソンは生理的依存がない時期に開始するなど、医療管理が必要である。[1]
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オピオイド使用障害
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