オピオイド

最終更新:2026年8月15日

オピオイド鎮痛薬は、主にオピオイド受容体に作用して痛みを抑える薬剤群である。急性痛や一部の慢性痛などで用いられるが、呼吸抑制、依存、耐性、過量投与など重大なリスクを伴う。[1]

概要

オピオイド鎮痛薬にはモルヒネ、オキシコドン、フェンタニル、ヒドロモルフォン、メサドンなどがあり、中枢神経系を中心とするオピオイド受容体に作用して鎮痛をもたらす。[1]

作用と利用

オピオイドは痛みの伝達と知覚を抑えることで強い鎮痛作用を示す。手術後や外傷などの急性痛、がん性疼痛、一部の慢性痛などで、利益と危険性を評価して用いられる。[1]

投与

経口薬、注射、貼付剤、硬膜外・くも膜下投与など複数の剤形があり、薬剤や状況によって使い分ける。長期治療では疼痛の改善だけでなく、眠気、便秘呼吸状態、乱用や依存の徴候などを継続的に確認する。[1]

過量投与

過量投与では意識低下、呼吸抑制、縮瞳などがみられ、治療されなければ死亡することがある。ナロキソンはオピオイド受容体拮抗薬として過量投与の作用を迅速に打ち消すために用いられる。[1]

エビデンス・科学的評価

オピオイドは強い鎮痛効果を持つ一方、長期使用では耐性、依存、オピオイド誘発痛覚過敏などが起こり得るため、定期的な診察や処方監視などを含む慎重な管理が必要である。[1]

安全性・注意点

主な有害事象には鎮静、呼吸抑制、便秘、悪心・嘔吐、そう痒、縮瞳などがある。アルコールやベンゾジアゼピンなど他の鎮静薬との併用は致死的な呼吸抑制リスクを高める。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Opioid Analgesics ↩本文

カテゴリ:基礎概念 / 疼痛 / 薬理

タグ:オピオイド / 疼痛 / 鎮痛薬

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